【北海道自転車漂流記】8日目 帰路へ 完(千歳市-羽田)

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iPhoneのアラームが静かに響く。

朝だ。
かつてないほどの疲労感の中、ゆっくりと起き上がる。
3時間ほど寝れただろうか、夜空が黒から白へと変わっている。
ここは新千歳空港近くの道の駅「サーモンパーク千歳」だ。
北海道ツーリング8日目、東京へ帰る時が来た。
前日は日勝峠通行止めのため、どえらい迂回路を進み、北海道の樹海を夜道走り続けた結果、まさかの200km越えのランをしていた。
テントの外ではすでに車中泊組がたむろっている。
さすがに目立つ場所にテントを設営していたため、私もそそくさと帰路への準備を進める。
向かうは新千歳空港だ。
いよいよ北海道の地を離れる時が来た。思い返せばたくさんの事があった。
ここでしか食べられないものや、歴史や文化、自然、すべてのもがフラッシュバックしてくる。
1週間もキャンプツーリングをしていたら、さすがにセンチメンタルにもなるな。
そしてAM6時
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新千歳空港に到着!

さすがにこの時間帯は交通量も少ないな。
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輪行の準備をし、国内線へ。

なぜこんなにも早いかというと、ここ新千歳空港にはなんと‟温泉”がある。
先日に風呂に入れなかったため、飛行機の時間まで温泉でまったりすることに。
いや~~~まさか空港で温泉に入れるとは。
そして搭乗手続きを済ませ、飛行機に乗り込む。
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定刻通り、飛行機は離陸。

こうして私の北海道ツーリングは終わりを迎えた。
帰るときはこんなにも呆気なく済んでしまう。ちょっと寂しいな、、、
思い返せば、なんて有意義な時間だったんだろう。
ずっと遠くまで広がる大地、海、空。北海道だけのオンリーワンな景色だ。さすがツーリストの聖地、北海道…!
さいっっっっこうの夏だった…!!!
前回の北海道縦断ツーリングと合わせると、あの広大な大地をぐるっと走ってきたらしい。
どれが一番良かったか?と聞かれても一番というのは難しい。
これだけの距離だもの。一周約2,000km、スケール感で言えば間違いなくナンバーワンだ。
まさか自転車で北海道一周する時が来るとは思わなかった。
「いつかやれれば」と妄想でしかなかったものがこうして現実になっている。
「冒険はいつだって玄関を飛び出したもの勝ち」
これに尽きる。
そう改めて認識をしたところで、再びGoogleMapに目を移す。
次は、どこに行こうか。
おわり。
北海道漂流記(稚内市-千歳市)
総距離1029.01km
[参考]
食費:約25,000円
観光費:約1,500円
雑貨費:約2,500円
温泉費:約4,000円
土産費:約5,500円
宿泊費:3,700円
飛行機:約45,000円
総額:約87,000円
北海道一周(函館市-稚内市-千歳市)
総距離1866.35km
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