プロローグ

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今日も誰かが働いてくれる

私は現在、都内に勤めるゆとり世代の現役サラリーマンだ。
プロフェッショナルでもなければビジネスマンでもない、いわゆる“サラリーマン”。

自己啓発本を読むたびに意識を高く持とうと思うが、すぐにそのエネルギーはゼロになる。
自分らしく生きよう、ブランド人になろう、そう決意してみたところで意識の高さに現状がついてこない。
むしろ現状に不満は言うけど何も行動を起こさないタイプ。

出勤する前から帰りたいと思うし、退勤するときはBLEACHの「卍解!!!」くらいの勢いで社屋にこう叫ぶ。

「退社ぁああああ!!!!!」

あぁ…今日もお酒が美味しい。
仕事してるより好きなお酒を飲んだり趣味に没頭している時間の方が絶対に楽しい。

仕事が楽しくないのは情熱が足りないから?
不満を感じるのは実力と意識が足りないから?
違う違う違う違う。
どう考えたって遊んでる方が絶対楽しい。

そう、労働は罪である。

この事実を認めてから本当のスタートだ。
僕たちは犯罪者になってはいけない。
もっと誇りを持って真剣に遊ぶべきである。

——

世の中には仕事が楽しくて楽しくて仕方がない人もいる。
死ぬこと以外カスリ傷と本気で思っている人もいる。
自分とは対極に位置する“スーパーサラリーマン”だ。

彼らが革新的な技術やサービスを開発してくれるからこそ、世の中がより便利になっていく。
彼らのお陰でこうして楽しく遊ぶことができると思うと、頭が上がらない。

しかし、フと思う。
この世に存在しうる全てのスーパーサラリーマンが真摯に仕事に向き合っている間、
彼らはサボる暇などあるのだろうか?

彼らはサボれない。今日も誰かが働いているおかげで社会が豊かになっている。
本来働く人たち全員が持っている「サボる」という権利を、彼らは行使できないでいる。

だったら私が彼らのかわりにサボればいいのでは?

働きたくない。
サボりたい。
遊びたい。

彼らの権利を行使するには十分すぎる理由じゃないか。

サボることで喜びを生み、悲しみを葬ってくれる。
それは言わば人生をバラ色にする魔法の権利だ。

——

当ブログは、そんな私なりの“幸せなサボり方”について、体験談や考えていることを記したものだ。
これを読んで少しでも誰かが「私もサボろう」と思ってくれて、
サボることの幸せ気分を共有できれば、それが何よりも嬉しいと思う。

ようこそ、『かわりにサボらせていただきます』へ。

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かわりにサボらせていただきます
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