【梅雨】雨の日の日光東照宮が幻想的すぎた件

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「どっか近場で貧乏旅行でも行かね?」

選ばれたのは栃木県が誇る世界遺産、日光東照宮でした。

学生時代の修学旅行でよく登場する日光東照宮。
社会人になってから「あの時ぶりに」、なんて人も多いのでは?

東照宮はもちろん、中禅寺湖や華厳の滝など、日光エリアは関東民にとっては馴染みの深い場所だろう。
かくいう私も毎年秋には日光に紅葉狩りに行くのだが、、、
実は日光東照宮には行ったことなかったりする。

ということで初めての日光東照宮にテンション爆上げの私。

12時ごろに東武日光駅集合のため、10時くらいの普通電車に乗る。
貧乏旅なので新幹線は使わず。
普通電車でも2時間半くらいで行ける距離感なのが嬉しいところ。
写真はちゃんと股を閉じて電車に乗っている私。

途中で乗り換える栗橋駅の顔出しパネル。
「鉄道むすめ」とはなかなかオタク向けなコンテンツじゃないですか、、、

そんなかんなで電車に揺られながらついに到着。

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東武日光駅

12時過ぎごろに東武日光駅に着弾!

期待を裏切る最悪の雨。

日光東照宮までは駅から約2km強なので徒歩だと30分くらい。
バスなら数分で着くし10分おきに出ているらしい。
いくら貧乏旅とはいえ、これはバス一択。

10分おきにバスがあるので時間を気にせずにランチにしましょう。

金谷ホテルベーカリー

今回私が寄ったのは「金谷ホテルベーカリー」と呼ばれるパン屋さん。

  

「と呼ばれる」とは書いてみたものの、何度か日光に来られた方なら誰もがご存知の超有名パン屋ですね。
明治に創業し、日光の至る所に販売店が立ち並ぶ。

写真は撮り忘れたけどカレーパンとか何個かパンをモグモグしてササっとお昼を済ます。
伝統的なパン屋だけど、わりと味は普通、、、かな。(ガチでリアルな感想)

お昼過ぎだったのもあり、そもそもパンの選択肢がなく、満腹にはなれず。
ということで、軽くテイクアウトできるものを求めて駅前を彷徨いました。

日光さかえや

東武日光駅から徒歩30秒のアクセス最強のお店。
テレビやメディアにも多数掲載されてる超有名店にお邪魔します!

ここでは日光名物のゆばを使用した「揚げゆばまんじゅう」が頂ける。
一個200円と非常にお求めやすい価格なのも嬉しいところ。

油で揚げているのでかなりジューシーな味わい。
上に降りかかっている岩塩がジューシーさとマッチする。
中に入っているあんこの甘さをより引き立てておいしーーー!!!!!

神橋

腹ごしらえも済んだところでバス停に向かう。
いくつか行き先があるが、おそらく「世界遺産めぐり」のバスが使い勝手がいいだろう。
この路線ならどの時間帯も10分おきにバスが出てる。

日光東照宮の最寄りバス停はというと、なかなか難しい。
正直、どこからでも行けるんですわ。

私の場合はバス停の中ではどちらかと言うと東照宮から少し離れた位置にある「神橋」で下車をした。

ちょうどこの「神橋」のあたりから日光社寺らしさがグッとでてくる。
まさに世界遺産の玄関口といっても過言ではないだろう。
美しい朱色の橋だ。

ここから東照宮まではそう遠くないはずなのだが、、、

日光東照宮

まずは階段

けっこう階段を登ったりする。
いやーこれはもっと最寄のバス停にしておくべきだったか?笑

階段を登った先にようやく東照宮に続く直線が現れる。

石鳥居

ただの石の鳥居なのかもしれないし、とても意味のある鳥居なのかもしれない。
雨の雰囲気もあり、ノスタルジックな雰囲気が出ている。

この鳥居に使われている石材は九州から船で小山まで運ばれてそこから陸路人力で日光まで運ばれたとのこと。
たくさんあって見過ごしがちだが、これも全部人の手で作られているんだよなーと思うと考え深い。

 

苔がもっさもさ。

時代の経過を物語る苔。
モッサモサです。

神厩舎・三猿

石鳥居を奥に進むと人だかりを発見。

人だかりのお目当てはこちらのお猿さん。

「見ざる聞かざる言わざる」でお馴染みの三猿だ。
思ってた以上に華やかな彫刻だ。

この三猿ばかり注目されるが、新厩舎(シンキュウシャ)には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されている。
描かれる猿は全部で16匹いるらしいので探してみるのもいいかも?

陽明門

新厩舎を奥に進むと、日光東照宮といえば、、、の建物が見えてくる。

その名も「陽明門」。

44年ぶり、4年をかけた大修理である「平成の大修理」を2017年3月に終え、
晴れて色鮮やかな門に生まれ変わった。

これほどの大修理は今後100年はないと言われているらしく、修理したての美しい陽明門を拝める。

  

1600年代に造られたものだから、修理したところで所詮大したことないでしょ?
なんて思っていた自分は一瞬でどこかにいなくなりました。

語彙力なくして「すげーー!!!」「きれーーー!!!」しか言えなくなりました。はい。

細々と龍とか獅子とか仙人とかがびっしりと彫られている。
金色の模様もまた美しい、、、

さらに雨模様も相まって、なんとも言えない幻想的な雰囲気が醸し出されていた。

きっと晴れた陽明門もいいんだろうけど、これはこれで梅雨時の今じゃなきゃ見れない景色かもしれない!

ちなみに陽明門の前にある階段の横に逆さの狛犬がいました。
岩木山神社で見たばっかりだったので真新しさはなかったけど、ついつい写真をとってしまいましたね。

眠り猫

陽明門を潜って右側に、奥宮へと続く門がある。
そこに彫られているのがこちら。

「眠り猫」である。

猫好きとしてはもはや聖地かもしれない。
日の光を浴びてうたた寝をしている様子から「日光」に因んで彫られたとか。

けっこう小さな彫り物なので危うくスルーするところだったぜ、、、

奥宮

眠り猫が掘られた門を潜ると奥宮へと進める。

大きな杉に囲まれ、雨で濡れたまっすぐ続く石畳。
陽明門の華やかさとは打って変わって静かな雰囲気に溢れている。

奥宮へと続く石段。
これがまた長いこと長いこと。

ご老体にはなかなか厳しいのでは?
全部で207段あるとか言われている。しかもこれ1段1段が元は1枚の岩だったらしい。
登るだけでもご利益があるとか。

眠り猫からだいたい10〜15分くらいかかる。

鋳抜門

石段を登りきると、独特な形の杉だったりご立派な門があったりと、より一層幻想的な空間になる。

奥社宝塔

そして一番の見どころの家康の墓的な「奥社宝塔」。
なんと健立以来一度も開けられたことがないとのこと。

叶杉

写真左に映る、上半分がなくなってる杉は「叶杉」と呼ばれ、地中に眠る家康公のパワーが宿っており、願いが叶うとかなんとか。
まあ基本そういうのは信じないタイプの人間なので、せめて自分のことではなく世界の平和を願っておきました。

「おーいお茶」しか売ってない自販機

奥宮をぐるっと回ったところで、休憩しようと立ち寄った自販機の中身に衝撃。

おーいお茶一択しかなくて草。

Suica対応なのはめちゃくちゃありがたいけども!他の選択肢も是非用意して欲しかった!
いやきっとこれは家康公からのメッセージ、、、
人生に選択肢をいろいろと用意するなと言うことか?

ざっくりと見て回ったところで長い階段を再び降ります。

ほかにも境内にはいろいろと歴史的なものがあるらしいが、小腹も空いたので駅にもどります。

補陀落本舗:「ゆばむすび」

日光東照宮に向かうときは駅からバスに乗ったが、帰りはあえて歩いてみることに。
行きのバスで気になったお店を訪問していくスタイル。

まず一軒目は「補陀落本舗」。

和菓子屋さんだが、日光名物の「ゆばむすび」を売ってるとのことで、小腹を満たします!

こちらが例のゆばむすび。
絶妙に出汁のきいたご飯とツルツルのゆばが相まって、おいしーーー!!!

いやーこれはハマる。
店内で食べれるのだが、お茶も出してくれてついつい長居してしまった。

日野屋酒店:日光地酒

貧乏旅行といえども、地元の酒はいただきたいところ。
今回訪問したのは「日野屋酒店」。

下調べとか全然してなかったので、店員さんにいろいろと聞きながらチョイス!

選ばれたのは
・純米吟醸 日光誉
・特別純米 自然嬢清開
の2種。

どちらもド定番日光地酒とのこと。
飲みやすい口当たりでその日のうちに全部飲んでしまった、、、

おわりに

はい。というわけで、これにて帰ります!

もっと色々と歴史ある建物もありますが、とりあえず初めての日光東照宮は十分堪能できたかなと。

いやー、修学旅行で定番の東照宮だけど、きっと小中学生じゃこの面白さは分からないんじゃないかな?
大人になってから再訪するのもいいかもしれませんね。

そして梅雨時だったのがまた良かったかもしれない。
普段だったら雨だとテンションめちゃくちゃ下がるタイプの人間なんですけど、
「パワースポット×雨」の組み合わせはめちゃくちゃ幻想的で結構好きかもしれない。

 

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