【妙義山・田口峠】“桜×奇岩×峠”堪能ライド 令和最初のヒルクライム

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令和最初のヒルクライム。
選ばれたのは妙義山でした。
赤城山・榛名山と共に上毛三山の一つとして数えられる妙義山。
その日本らしからぬ荒々しい岩峰の様子から日本三代奇景の一つでもあります。
群馬県の下仁田町・富岡市・安中市の境界に位置する妙義山は、都内からだと新幹線でJR高崎駅まで行き、
そこからJR信越本線でJR松井田駅まで行けばすぐ目の前に奇岩が…!

妙義山ってこんな位置(GoogleMapより)
片道5,000円、1時間半で行けるということもあり、日帰りポタリングには打ってつけかと。
アクセスが良いところって、実はいつでも行けると思っているからこそ行ってないことが多かったりする。
ということで、令和最初のヒルクライムとして妙義山に自転車で登ってみました!
ちなみに私はケチって新幹線は使わずに、始発鈍行で松井田駅まで輪行しました。

妙義編

駅から出てすぐ目の前にドーンと妙義山が嫌でも見える。
最寄駅まで輪行しちゃったのもあって、ウォーミングアップ抜きでいきなりヒルクライムが始まる。
と言っても勾配もキツくないし距離も短いので所謂“ゆるポタ”です。
ちなみに最寄駅のJR松井田駅、妙義山方面に走るとコンビニが一軒もないので補給食は事前に買っておくか、松井田駅から1kmほど離れたセブンイレブン松井田二軒在家店に寄りましょう。
道中にある道の駅みょうぎのレストランを使ってもよし!
とはいえ始発で行ったから時間は早いし、まだ走り始めてすぐだからお腹も空かず…今回はスルー。゚(゚^Д^゚)゚。
道の駅を過ぎると、ようやくヒルクライムらしくなってきた!5月初旬なので新緑が美しい…
緑のトンネルの隙間から時折荒々しい岩が見える。新緑との相性が良すぎるぜ。
GWの割には交通量は少なめ、というかふつうに少なくて自転車乗りとしては大変ありがてぇ…!
ときおり町を見下ろしたり。
妙義山を走るルートである群馬県道196号線は、勾配が緩やかで交通量も少なくて難易度は低め。
初心者にピッタリですね!
程なくして奇岩が露わに…!
荒々しい岩肌は近くで見るとより一層奇岩らしさがあってなんかすごい。(語彙力)
独特な景観を見ながら走るのってめちゃくちゃ気持ち良いんです。
そしてここで目に入ったのがコチラ。
桜…!🌸
5月に桜が見れるとは思ってもいなかった!
八重桜ですね。ちょうど5月が見頃です。
実はここ、“さくらの里”と言われる県立森林公園で、妙義山の南面山麗に広がる斜面一帯に45種類5,000本の桜が植えられているらしい。
これだけの種類があるということもあって4月中旬から5月中旬まで桜を楽しむことができる。
さくらの里マップ(群馬県森林・緑整備基金より参照)

せっかくなので園内を色々と周らせていただきます!

新緑と桜色の組み合わせってなんだか新鮮。
 
山々を桜と共に。
1時間弱ほど見て回り、いま再びのライドへ!
いま新緑になってるのがおそらくソメイヨシノ。だとしたら4月にココを走ったらかなりの絶景になりそうな予感🤤
そんなかんなで登りのピーク、妙義公園に到着!
ここにも八重桜が🌸
奇岩と言われるのも納得。火山活動によるものらしい。
“桜×奇岩×峠」という最高の贅沢を堪能させていただきましたー!!!!
ちなみにここから登山ルートも色々あって、妙義山をより一層堪能できます。
妙義山登山マップ(富岡市観光ホームページより参照)
登ってもいいけど、それよりも何かグルメが食べたい!
ということでサクッと下りて下仁田の町内へ。
うーん長閑やね。
ちなみに下仁田と言えばネギとコンニャクですね。上毛かるたでも“ネギとコンニャク下仁田名産”と言われるくらいですもの。
なにかそういったご当地ものがあるのかなー?と色々見てまわったら、どうやら下仁田カツ丼なるものがあるらしい!
何軒かあるうちの一つ、老舗「きよしや食堂」に行ってみました。
ドーーーン!!!
いやこれはやばいね。ヨダレが…!
ご覧くださいなんとカツが2枚です。2倍美味しいです。ヨダレも2倍でます。
けっこう有名なお店だったらしく(たまたま見つけたお店に入っただけ)、ひっきりなしにお客さんが来る。
でもその気持ち分かる。めっちゃ美味い。
実はこの後どうするか決めてなかった私。
うーーーーーんどうしよ?笑
と、Googleマップを開くと、ちょうど長野方面に抜けるような道を発見!
しかもこの道なら新幹線が通ってる佐久平駅まで行けるぞコレ✌(‘ω’≡’ω’)✌

田口峠編

ということで適当にルートを決めて長野方面へ!
県道45号、および93号線で長野を目指す。
この辺りは南牧村と呼ばれ地域で、途中にある道の駅オアシスなんもくで補給も可能👍
けっこうクルマの通りも多いから活気のある村なのかなー?って思ってた時期が私にもありました。
道の駅を過ぎてから一気に交通量が減り、道幅も狭く…。
妙義山の麓だけあって、そこらにある岩の荒々しさが目に留まる。
もはや道路があるだけで他になにもないんじゃ!?って思ってたら、思い出したかのように時折集落があったりする。
建物は確かに存在するが…果たして本当に人が生活しているのだろうか?
人の気配を感じない集落を抜けつつ木立の中を走っていると、ちょっと自然の造形美が感じ取れるスポットについた。
“蝉の渓谷”と呼ばれる場所らしい。狭水(セミ)と蝉をかけたとかなんとか。
見ていて清々しい気持ちになる。やはりこういったスポットはゆるぽたには必須ですよ。
道がどんどん狭くなり、車がすれ違うのもやっとのこと。
こういう辺境地で生活してる人たちって自給自足なのかな?って思うくらいには何もない。もうかなりご高齢で地域のコミュニティバスがないと生活できないんじゃ…。
集落を過ぎるといよいよ山中のヒルクライムに。
なんかキモいの生やした木を見つけた。
人なし!車なし!自転車なし!三拍子揃っちゃいましたね!
路面は舗装はされているものの、ヒビ割れが多い。妙義山より勾配は厳しめかな?
と、ここで県境に到着!長野県やー!
よーしここからは下りだ…と思ってたらですよ。
え、めっちゃ登るんですが…。え、どゆこと?
峠のピークが県境じゃないなんてある??
狭岩峡と呼ばれ、奇岩の間を渓流が飛瀑となって流れる。
首の角度が足りないくらいの岩壁。
トンネルを潜ると、そこには峠好きには堪らない光景が目に映る。
ヘアピン天国…!
ヘアピンとブラインドコーナーの連続。
噂だと100を超えるとか。
九十九折天国とはまさにこのこと。
ヘアピンゾーンを抜けると辺りを一望できる。
いやほんと、
山しかない。
ここでようやく峠のピークに到着!
田口峠というところらしい。
ここから先は佐久平に向かって一気に降る!
田口峠の長野県側はさっきと違い、渓流沿いのなだらかな道が続く。
その途中にある“雨川ダム”のインパクトが凄かったのでぜひ見てほしい。
めちゃくちゃ青い。
青というよりエメラルドグリーンと言うべきか。
こんな何もない道で神秘的な光景に出会えるとは思っても見なかった。
全体的に自然の造りが美しい長野県側の田口峠。
渓流沿いからついに町へ降りたった。
遠くに見えるのは浅間山か…!
なんて美しいんだろう。いつか機会があったら登りたい🤤

そして佐久平駅に到着!

本日のゆるぽた終了です!
近くの温泉で体を休め、新幹線で帰宅。
いや〜令和最初のヒルクライム、めちゃくちゃ充実しちゃったな〜。
妙義山は奇岩を間近で見れたしまさかの桜も咲いてたし。下仁田カツ丼も美味しかった。
おかわりで登った田口峠は県境越えても登るしヘアピン多すぎだし意味わからんくらい綺麗なダムもあったし。帰りに温泉にも寄れたし。
堪能しすぎ問題’`,、(‘∀`) ‘`,、

“近いと逆に行かない”って場所は他にもいっぱいあるし、今年はもっと関東圏を走ってみようかなと思いました。ちゃんちゃん。


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