朝だ。
北海道旅もついに曇りの朝を迎えてしまった。
海岸からも遠いし海風もなかったので久しぶりに熟睡できたぞ’`,、(‘∀`) ‘`,、
Twitter経由で知り得た情報だが、ここ斜里町の東側海岸に以久科(イクシナ)原生花園というのがあるらしい。
なんでも、オホーツク海と知床連山と白い砂浜に美しい花々が見れるとのこと。
花のシーズンは調べてみると6〜7月らしいが、まぁせっかくだし行ってみようか。
テントをしまい、海岸に向かって走る。
数キロほど走ると、車が2台くらい止められる駐車場と、ボーボーに伸びた雑草が広がった場所に着いた。
どうやらここがそうらしいが、、、
砂丘を登り、海岸に下りてみる。
知床連山だ。
なるほど、確かにこれはシーズン中に晴れていれば綺麗かも。観光化は全然されてないから穴場スポットだ。
霞んでいる…。
せっかくの世界遺産が観れるというのに…。
そう、これから向かうのは世界遺産“知床”だ。
“最後の秘境”とまで言われ、2005年に世界遺産に登録されている。
ここ斜里町はそんな世界遺産への入口というわけだ。
天に続く道を進む。
目の前の山から望む景色は壮大かつ壮大らしい。
地元民のおっちゃんが自慢気に鼻を膨らませながら言っていた。
ひたすら真っ直ぐな道も次第に道幅も狭くなり、景色も森森森になってきた。
おうおう、秘境感出てきたぞ!
これは波しぶきだけども、なんとも幻想的な世界が広がっている。
しばらく進むと広めの駐車スペースがあったので寄ってみると、
滝だ。
オシンコシンの滝。聞いたことあるぞ!
さらにもう少し進んだところに道の駅『うとろ・シリエトク』に着いた。
ここが本当の玄関口でここから先は世界遺産に当たる。
さすがに世界遺産の目の前ということで、明白にテント設営禁止が掲げられているのでルールは守りましょう。
すでに人がたくさん集まっていて、思い思いの時間を過ごしている。
私はというと、
`,、’`,、’`,、’`,、’`,、(ノ∀︎`)’`,、’`,、’`,、’` ,、’`,、
朝からソフトクリーム食べちゃうよー!
コケモモソフトだ。
甘酸っぱくてなかなか美味しい。
ここから先はゴミ箱はないのでしっかりとゴミ箱は持ち帰りましょう。
虹色のリングが出現。
ハロ現象とか言われてるらしい。
風とか波とか流氷とかそういう影響?
突入した途端に電波がなくなりました!
やったぜSoftBank!
まぁ…そりゃいるでしょうね…。知床ですし。
もう5頭は見たぞ’`,、(‘∀`) ‘`,、
ただし、片道だけでも10kmほどあるらしい。
うーむ、さすがにそれはダルい。
ふつうに先に進むとしよう。
知床峠だ!
平地続きの北海道で久しぶりのガッツリ峠だ。
たまにはこのくらいのハードワークがないと眠くなっちゃうよ( ˘ω˘ ) スヤァ…
朝の曇り空が嘘みたいに思える。
と、ここで
私のイライラポイント10ポイント追加〜
やはりドンキで買った1000円のやつじゃ話にならん。
まぁ見える景色が鮮明になったと思えば…
羅臼(ラウス)岳だ。
標高1,661mとガッツリしてる。登りたい登りたい登りたい登りたい登りたいいいいいいいいい!!
流れてきた雲がちょうど羅臼岳にぶつかって二股に分かれる。雲の流れが速くてめちゃくちゃ天気が変わる。綺麗に全体が見えるのなんてほんのわずかな時間しかない。
めちゃくちゃ向かい風です…。
およそ5%くらいの斜度に加えてこの向かい風はさすがにこたえる’`,、(‘∀`) ‘`,、
森だ!森!!!
登り始めて2時間ほど経ったところで、
羅臼岳、見事に雲隠れしてましたあざーっす!
夏とはいえ、やはりダウンヒルは体が冷える。
なかなかテクニカルな箇所もあってブレーキしっかり握りしめてゆっくりゆっくり。(40km/h)
登ってきた時間からすると下りは信じられないくらいにあっという間だ。
ただ、下りながらにもよくこんな長い峠をあの向かい風の中走ったな〜’`,、(‘∀`) ‘`,、なんて思ったり。
無事に下山できたところで道の駅「知床・ラウス」にて昼食を。
さて、ここから先はどうしようか。
ずっとこのまま海岸沿いを走ってもいいし、むしろ内陸に向かって牧草地の中を走るのもアリ。
とはいえやはり道の駅次第になるだろうか?
休憩できるポイントがないと自由旅とはいえ過酷すぎる。
道の駅「おだいとう」がおよそ60km、それから道の駅「摩周温泉」が110km。
どう考えても海沿いしかありませんありがとうございます’`,、(‘∀`) ‘`,、
はい、それでは数少ない道東の道の駅「おだいとう」に向かうとしますか。
熊除けの鈴がついてるはずなのに全く気づいてもらえない…。
コレって効果あるのかしらん?🤔
知床峠から続いていた大きな雲からようやく抜けたぞ!
それにしても綺麗な海だ。
未加工でこの青さ。すごい(すごい)。
すごいなぁ自然。地理的な影響なのだろうか?
羅臼を過ぎてからはまた何もない海沿いを進む。
2目以降はわりとしっかりとした町が続いていたから久しぶりな感じだ。
こういった景色の中にコンビニなんてあるわけないので基本的にコンビニはあったら入るスタイル。
陽もだいぶ傾いてきた。
天気予報的に夜には雨が降るらしいので早く寝床に着きたいところ!
一応確認したが、なんとか銭湯と飯を食べれるところはあるらしくて一安心_(:3」∠︎)_
下手したら下手するような地域もあるからね、宗谷郡とか宗谷郡とか宗谷郡とか。
道の駅「おだいとう」に向かう途中で標津(シベツ)町を通るのだが、地図を確認すると
なんともユニークな半島がある。気になりすぎるその名前は野付(ノツケ)半島だ。
波によって運ばれた砂が滞留してできたものらしく、よくまぁそんな形になったなぁ…自然ってすごい(n回目)
ずっと向こう側に野付半島がはず。時間があったら行ってみたかったけど今回はパスですかね。
さて、道の駅周辺には何も施設がないので、その少し前の町中で色々と済ませてしまいましょう。
こんな所で何をしろと?🤔
まずは銭湯で体を癒さねばいけませんこれは義務なのです。
地元民御用達の銭湯らしく、道端で尋ねたおじさん曰く『少々古いが気持ちがええぞ』とのこと。
たしかに、ちょっと古いがそれもまた良い。
肝心な温泉はというと、源泉掛け流しを越えて源泉放流しっぱなしレベルでじゃぶじゃぶ溢れててワロタ。
シャワーにも源泉を使ってるらしく、水で薄めて利用するという新しい発想’`,、(‘∀`) ‘`,、
露天風呂もあったけど全体的にお湯の温度が低くて室内でちょうど良かったかも。
さて、風呂から上がり番台のおば様と『ケータイの充電』交渉に。
うーむ、これで連戦連敗だ。
最近は旅人に優しくない施設が多い。
これはコンビニで電池式の充電器を買わないとダメか〜。
外に出てみると雨が降っていてもちろん荷物も浸水…。
はーい、私のイライラポイント5ポイント追加〜⊂((・x・))⊃
外はもうすっかり陽が沈んでしまった。
飯はというと、
間違いなく美味い。
大将と話をしていると、どうやらその昔大将も自転車で北海道を旅したらしく意気投合してだいぶ盛り上がってしまった’`,、(‘∀`) ‘`,、
『しっかり宣伝してくれや』って事で頂きましたふふふ
店を出てコンビニで電池式充電器を購入。
ミラーレスとiPhone両方とも一つのモバイルバッテリーで対応していたからなぁ…まさか全く充電させてもらえないとは思わなかった。
そして例によってガッツリ雨が降ってきた。
しかも道の駅までが思いのほか何もない道で
路面は悪いし街灯ないし雨降ってるしでイライラポイント増加中_(:3」∠︎)_
しかもレジ袋が車輪に絡んで…
ふっざけんなクソ¥@5#]^%$☻!?!!
あぁ…けっこう高かったのに…。
真っ暗で雨の降る中、ようやく道の駅についたが、屋根のある広めのスペースがない。
そして施設内にはすでに先客が2人もいて自分のスペースがない:(;゙゚’ω゚’):
いや〜これは参った参った。
とはいえ外は雨だから中で適当に寝るしかない。
って事で先客にご挨拶に🧚♀️
どうやら2人とも日本一周してるらしく、1人は自転車で、1人はバイクでとのこと。
なんだかんだで話が盛り上がっちゃうんだよな’`,、(‘∀`) ‘`,、
時間も忘れて話をしていたが次第に眠くなってきたのでそろそろ就寝。
先客たちは直に寝そべっている横で、エアマットを広げて寝袋を取り出す私←
やはり質の良い睡眠というのは譲れない✌(‘ω’≡’ω’)✌
4日目(斜里町-別海町)
走行距離135.45km
総距離502.74km