【東京-名古屋キャノンボール】準備編

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ゴールした直後は、達成感を通り越して安堵の気持ちでいっぱいだった。
やっと、やっと終わったんだ…。
2016年10月22日AM3:00 日本橋 国道1号線始点から始まり、
2016年10月23日AM4:45 名古屋駅に到着した。
走行距離378km 走行時間25時間45分
東京-名古屋キャノンボールというやつだ。
大学3年の夏に初めてスポーツバイクを買って以来、全国を旅するようになって今年で4年目だ。
日本横断に始まり、翌年には埼玉〜鹿児島の2000kmのツーリングをした。
さらにその翌年には北海道縦断、埼玉〜青森ツーリングの結果、日本の最北端と最南端が繋がった。
正直なところ、距離や日程はただの記録であり、それ以外の何物でもなかった。
しかし、いつも必ず聞かれる質問がある。
それは、
『1日で最高どのくらい走ったことある?』
だ。
答えを述べるならば、日本横断した際の242kmだ。
初めて買い、初めて試した長距離ライドがその後3年間で破られることがなかったのはなかなか面白い。
実際のところ、距離を求めて走ったことはなかったのだ。
「いつかやろう」と、やるやる詐欺を繰り返していたが、やると決めてからの行動は恐ろしく早かった。
金曜日の仕事終わりに決意し、明日の深夜には出発していた()。
自転車クラスタの間では “キャノンボール” と言えば “東京-大阪間の600kmを24時間以内に完走する” ことを指す場合が多い。
が、なにせ私はキャノボ初心者だ。
普段のツーリングだってゆるふわの極みで、スピード勝負は向いていない。
そこで、“プチキャノボ” と言われているのが “東京-名古屋間” だ。
距離はおよそ400km弱と本家に比べたらプチ感は満載である。
とは言え、だ。
単純に計算して、400kmを24時間で割ると、約16.7km/hのスピードで走り続けなければならない。
もちろんこれは休憩や食事の時間を含めてだ。生半可な気持ちで挑むと、最悪体を壊すかもしれない。
実行する季節、天気、時間帯。ルートが頭の中にあるかないかで雲泥の差が出てくる。
また、『備えあれば憂いなし』はここでは通じない。必要最低限の荷物のみで勝負しなければタイムに影響してくる。
服装やギアも最高の組み合わせを用意しなけれならない。
以下、今回の機材たち。
ノートラブルで完走出来たし、自分が持っている組み合わせとしてはかなりグッドだった。

【自転車】
・フレーム:CANONDALE CAAD10
・コンポ:SIMANO 105
・ホイール:SIMANO WH-RS11
・タイヤ:Michelin Pro4 Endurance V2(クリンチャータイヤ)

ここはもう変えようがない(´^ω^`)
25Cの安定感はんぱねーって事だけはいつも思うところ。

【ライト】
・フロントライト1: CATEYE HL-EL460RC VOLT300
・バックライト2:CATEYE TL-LD630-R RAPID3
・サイコン:CATEYE CC-PA100W パドローネ

VOLT300のバッテリーが気になるところだったが、『消える前に走りきればOK』。
実際にはバッテリーは平気だった✌(‘ω’≡’ω’)✌

【バッグ】
・サドルバッグ:apidura コンパクト 11L
・フレームバッグ:apidura スモール 5.5L
・トップチューブバッグ:apidura ラージ 1L

補給食などは全てフレームバッグに詰め込んだ。
基本的にはおにぎりおにぎりおにぎり。
おすすめは海苔を巻かないタイプ。
パッと取り出してパクっとできる。
それからブラックサンダーも大量購入したぞ。
やはり疲れた体には糖分必須(´^ω^`)

最大積載量は
・おにぎり4つ
・チョコ3つ
・500mℓペットボトル1つ
といったところだ。

サドルバッグには輪行袋、パーカー。
トップチューブバッグには電子機器類。

【服装】
〈上半身〉
・UNDER ARMOUR HEATGEAR(アンダーウェアみたいな)
・UA ウィンドブレーカー
・UA パーカー(寒い時用)

〈下半身〉
・UAハーフパンツ
・UA COLD GEAR(スパッツ)

この時期なら日中は20℃、夜は10℃くらいだろう。
これは山梨ポタリングで経験済みだ。
問題ない(´^ω^`)

【その他】
・カメラ:SONY α6000
・レンズ:SONY 標準レンズ16-50mm
・サコッシュ:mont-bel

デジカメと迷ったが、やはり写真はしっかりと撮りたい。
せめてもの軽量化で標準レンズを使用。
サコッシュの中にはハンカチとか財布とか。

さて、名古屋だ。
これまでに3回は自走したが、最後に走ったのは2年前だ。
あの頃の記憶を思い返すと、今回の難所(時間がかかりそうな場所)は5つある。
①国道1号線のバイパス迂回ルート
これまでは大宮スタートで1号線は既に迂回していた。しかし今回は日本橋スタートだから避けては通れない。
鎌倉へ行った時はかなり迷った事もあって果たして平気だろうか?
②箱根峠走破
『箱根を制する者は…』でおなじみの“箱根山”だ。
獲得標高はおよそ800m。
以前に越えた際は3時間はかかっていたような…
ここで体力を温存出来るか否かで全てが変わってくるだろう。
1番の難所だ。
③掛川侵入
静岡県掛川市へ入る際に、坂を登らなければならないのだが、毎回右折する所を間違えてるような間違えてないような…。
『ここを間違えないように』の意識だけ残ってて、正規ルートなのかどっちなのか忘れてしまった。
ここで無駄な時間は使いたくない。
④浜名湖周辺の風
ここはいつだって向かい風だ。
坂道より向かい風の方が辛いに決まってる。
体力の温存が要だ。
⑤名古屋駅へのルート
R1号から少し離れてる気がした。
どこを曲がるんだったかな…ここも時間がかかりそうな予感。
とりあえずはこの5つ以外は問題ないだろう。
さぁ、準備は整った。
これでダメなら自分の実力不足だろう。
次回、実走編

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