【東京-名古屋 キャノンボール】実走編 その1 愚直の190km

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この日は仕事が終わったのが21時。
帰りの電車の中で何が必要かな〜?なんて考えたり。
家に着くなりタンスの中から装備を取り出す。
必要なものは全てタンスの中だ。
出発前に暴飲暴食(´^ω^`)
とにかく走る前に大量のカロリーを蓄えておかねば。カロリーカロリーカロリー!
■am 1:00
自宅を出発。
風が吹くと肌寒いくらいだ。
気温はおよそ15℃。
スタート地点となる国道1号線始点の日本橋まではおよそ30km、2時間もあれば十分だ。

国道1号線始点!

うーん、今更ながら怖くなってきた。
行けるかな、名古屋。
でもここまで来ちゃったし、最悪輪行して帰れるから死ぬことはないだろう。
せっかくのチャレンジだもの。楽しんでいこう。ふひひ_( _´ω`)_
■am 3:00
国道1号線始点をスタート!
目指すは400km先の名古屋!

国道1号線の始点からいきなりR15に乗り換える(´^ω^`)

そう、これならバイパスなんて通らないの。
有名どころの駅を横目に通り抜ける。
なんだかんだ初めて走る土地だ。
大都会のど真ん中を走るなんて昼間じゃ無理だろうなぁ…。
だって、あの人の多さ。そして車の多さ。
深夜だからこそ走れる場所がある。
しかしやはり大都会、信号が多すぎる:(;゙゚’ω゚’):
ぜんっぜん進まない:(;゙゚’ω゚’):
これは参った。1時間で13kmしか進まない:(;゙゚’ω゚’):
■am 4:08 (+1:08)

神奈川突入!

多少信号機は減ったものの、神奈川は地味な坂が続く。
登っては下り、また登っては下る。
ここでも時間が稼げないのは嫌だなー…

横浜駅近く。

ここから1号線へ。

戸塚、藤沢と江ノ島•鎌倉を彷彿させる地名が並んでるぜちくしょー!

うぉおおおぉ(゚Д゚≡゚Д゚)

うっ、江ノ島行きたさ。

まずは小田原へ向かわねば。
28km/hくらいで走ってるけど、なかなか進まない。
東京からここまで車の量がハンパない。
道が広いわけじゃないからわりと恐怖_(:3」∠︎)_

江ノ島だ!!!

潮の匂いがしてきた。
五感をフルに使って“海”を感じてる。
小田原への一本道を進む。
ここでようやくローディらしさが出てきたぞ。
愚直の35km/h巡行(´^ω^`)
やはりスピードが上がるとテンションも上がる。
本日の箱根です。
御確認ください。
うーん、曇ってるなぁー…。
■am 8:56 (+5:56)

小田原のセブンイレブン。

いつもここで休憩をしてから登り始める。
箱根ルーティンだ。
なんだかんだここまでで100km弱くらい。
(まだ1/4かぁぁあああぁ)
ペースとしてはかなり遅い。
4時間70kmの法則が自分の中で確立しているのに、これじゃまるで話にならねーぞ。
しかも例によって燃費の悪い私の体_(:3」∠︎)_
事前に用意しておいた補給食は全て食べきった_(:3」∠︎)_
そういえば朝ごはん食べてなかったし、ここでしっかりとお腹に詰めておこう。
というわけで大 量 購 入 (´^ω^`)
バナナをmgmg。
忘れていた感覚がだんだんと蘇ってきた。
見える景色が地理的感覚を思い出させてくれる。
「あ、ここ!」とか、「あったあった!」とか。
どこで休憩して、どこで写真撮って、どこでtwitter更新してetc.
おら、ゾクゾクすっぞ!(´^ω^`)

さて、箱根だ。

2年前はだいぶ苦戦した。
何度脚を止めたことか…。
最悪自転車押して歩いなぁ。
はたして今回はどうだろう?
そんなことより車の量がヤブァイ:(;゙゚’ω゚’):
箱根で渋滞とか。
バカかと。

箱根は芦ノ湖に行くまでに2つコンビニがあるからいざとなったら立ち寄れる。

それがある種の目安であり、あとどのくらい走らなきゃいけないのかが分かる。
だからこそ『まだここか…』って感覚に襲われるのだけれども_(:3」∠︎)_
2年前はもちろんどちらのコンビニにも立ち寄った。
水分も食料も足りないくらいに疲労困憊だった。
今回は?
正直、登り始めた時点で気がついてしまった。
『箱根、ちょろいわ』
:(;゙゚’ω゚’):
写真を撮る時くらいしか立ち止まらなかった。
ここ最近は秩父とか白川郷とか山梨とか、山岳地帯ばかり走っていた。
それに舗装道路最高地点(2702m)である乗鞍岳を超えているんだもの。
箱根なんてちょろいもんよ:(;゙゚’ω゚’):
もはや悲しかった。
あんなに苦労して登った箱根が…今やこんな…。
なんなくクリア。
とは言え、さすがにふくらはぎの疲労感はある。
ここから下り坂。
駅伝で1番盛り上がるところだ。

芦ノ湖へ到着!

めっちゃカッコいい自転車あるとおもったら自分のだった()。

ここでしばし休憩。
土曜日という事で、けっこう観光客がいる。
追い抜いた自転車乗りも続々と到着してくる。
突然のサンシャイン(*⁰▿⁰*)
太陽を味方に、いざ静岡県境へ!
ここからまた少し登ること数十分。
■am11:37 (+8:37)

静岡県in!!!

8%の下り坂。
登った分だけ下りがあるのが山の不思議なところ(*´꒳`*)
なるべく勢いを殺さずに進みたいところだが、やはりまずは安全第一を考えねば。
実際、バスやトラックもがんがん攻めてくる()。
隣を通り過ぎる瞬間、耳元が一瞬だけ静かになって引き込まれるように車体ごともっていかれる。
あの恐怖は味わったものにしか分からない。

下界が広がってる。

ここら辺一帯はもうずっと曇り空。

視界が広い。

平地になってからはひたすら、ただひたすら前に進むだけだ。
三島、沼津と見覚えのある町を抜ける。
■pm 12:31 (+9:31)

名古屋まであと239km。

なんだかんだ1時間で15kmしか進まないし、このペースは流石にマズい。
24時間という数字が “壁” に変
わり始めていた。
観光地はないし、とにかくペースを上げねば!

富士山…!!!!

ヤベェ…あったのか…お前はそこでずっと…。
一瞬だけそのお姿を見せてすぐに雲の中に溶け込んでしまった_(:3」∠︎)_
秋らしさ。
富士市周辺はもうずーーーーっと真っ直ぐ。
愚直な30km/h巡行(´^ω^`)
うむ、体力はまだあるな。
■pm 13:54 (+10:54)

ようやく富士川を超えた。

静岡市まであと少し!

ここを通るたびに由比駅前の交番のお巡りさんを思い出す。

夜真っ暗な中をパトカーで引っ張ってくれたなぁ()。

駿河湾沿いのサイクリングロード。

昔の地理的感覚がどんどん蘇る。
同時に名古屋までの距離感もなんとなく。
うん、やっぱ途方もねぇな(´^ω^`)

清水市に入ってようやく街らしくなってきた。

ペースも28km/hくらいで走れてるし、このままならなんとか間に合うか…?
やはり小田原まで全然ペース上げられなかったのが痛い。
交通規則を守るのが絶対条件だもの、しゃーないしゃーない。
■ pm15:57 (+12:57)
静岡駅到着!!!
ここまで190km、ここからおよそ190kmってところだ。
ちょうど半分で12時間切れなかったのはタイムに不安しか憶えないが…。
まぁここから名古屋までは峠という峠はないし、しっかり今のペースを保てばなんとかなるだろう!
つづく。
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