旅立ちの前夜というのはとても不思議で、楽しみなはずなのにほとんど実感がない。
本当に行くのだろうか?全然調べてないけど、こんな調子で無事に過ごせるのだろうか?って。
とはいえ、いざ起きてみるとなんだかんだで込み上がるものがある。
輪行の準備をして駅のホームで電車を待っている間はいよいよか…と一気に気持ちが切り替わり、そしていつも思うことがある。
「冒険はいつだって玄関を飛び出したもの勝ち」だなぁと。
出発日が平日ということもあり、通勤時間を少しだけズラしてから電車に乗り込む。
周りがスーツを来た人たちでいっぱいの中、これから遊びに行く立場として、1人優越感とか背徳感とか、ちょっとニヤニヤしちゃう感情が湧く。フヒヒ(´^ω^`)
新幹線のチケットを購入して新青森駅に向かう。
約3時間の移動の後、到着したのがちょうどお昼頃。
輪行解除!
下北半島ツーリング、スタートだで!
ご覧くださいこの秋晴れ!
最高気温22℃、過ごしやすさ◎
東北のなにがいいって、湿気が少ないんですよ!
空気がすんばらしいのなんのって!
最初のお目当は、新青森駅からおよそ30kmのところにある浅虫温泉付近の「鶴亀屋食堂」のマグロ丼である。
とにかく盛り具合が凄いらしい(´^ω^`)
青森まできて海鮮丼を堪能しないなんて…バチが当たるぞ!
海だ!!!
海岸線を走るのって、やはりライダーにとっては最高のご褒美だ。
特に峠を越えた後に現れる、太陽が反射してキラキラとしたブルーが見え始める瞬間は本当にワクテカが爆沸する。
そして海岸線といえば独特な岩だったり、粗々とした崖だったり。
こういった自然のものを美しいと感じること自体、現代社会に疲弊している証拠なのではなかろうか…。
そして浅虫に到着!
来ました鶴亀屋食堂!!
いわゆる昔ながらの食堂。独特だったのが、壁とか天井とかが一面安全ピンで留められたステッカー?みたいなもので埋め尽くされていたところ。
さてさてメニューは…
ん!?
マグロ丼がない!?
おかしいぞ…時期か!?マグロが旬の時期だけの販売なのか!?
しょうがないので魚・イカ・野菜の天ぷら定食を注文。
天ぷらが…すごく…大きいです。
揚げたてですごくサクサクしてて美味しい。
でも食べ終わる頃には満腹を超えた( ^ω^ )
とはいえツーリング中の消費カロリーはめちゃくちゃあるし、この先いつコンビニが現れるか分からないし、食べれるうちに食べてしまうのが正解。
ちなみにお会計する時にレジ横の壁にマグロ丼のメニューが貼り付けられてることに気がつきました。
悔しいです!!!!!!(ꐦ
°᷄д°᷅)
°᷄д°᷅)
さて、あとはもう消化試合。
特に観光するところもないので本日のゴールである横浜町まで一気に進む。
夏泊半島横断ルートへ。
のどかだな。
ホタテとかりんごとか。
いちいち可愛いなおい!( ^ω^ )
夏泊半島をパスして海沿いへ。
凄い風車の数だ。
これからちょうどあの辺りまで走ることになる。
このCAAD10に乗り続けてはや4年目。
輪行するたびに傷がつくからボディーにはけっこう塗装剥がれとかあるけど、いろんな景色を見せてくれた。
もう溺愛しすぎて何枚も写真撮っちゃう✌(‘ω’≡’ω’)✌
時刻は16時。だいぶ影が伸びてきた。
さすが北国、夜が早い。15時を過ぎると一気に昼から夜に変わろうとする。
左手に海を眺めながらはまなすラインを北上する。
新青森からはまなすラインに入るまでは交通量も多かったが、ここから先は走りやすい快走路になっている。
スピードにものって一気に行くぞい!
2番じゃダメなんです。
美しい夕暮れだ。
こういう何もない道を進むのって、別に楽しいことがあるわけでもないけどなぜか楽しい。
“走る喜び”ってやつかな?
だいぶ暗くなった。前後ライトを点灯。
今回はVOLT300の予備バッテリーも用意したから出し惜しみなしで点灯するぞ!
そして、
道の駅「よこはま」に到着。ココを本日の拠点とする!!!
18時だというのにだいぶ暗くなってしまった…。
これは今後も18時を目安に拠点を決めるべきだな。
うむ。翌日からがいよいよ下北半島を本格的に堪能できそうだ。
ここの道の駅の何がいいって、すぐ近くにローソンがあるし、近くに銭湯的なるものもあるところ。
というわけでまずは風呂だ!
誰そ彼時だ。グラデーションが美しい。
銭湯というか、福祉施設に一般の人が入れるような風呂場が用意されている。
こういった場所の場合、シャンプーとかタオルとかは何もない場合がほとんどだ。
そのためにお風呂セットは一式必要なのです( ^ω^ )
話好きなオッチャンたちはいつも「自転車かい?」「どこから来たの?」って話しかけてくれる’`,、(‘∀`) ‘`,、
裸の付き合いってやつ’`,、(‘∀`) ‘`,、
道の駅まで戻り、テントの準備をいそいそと。
玄関の目の前にデーン!っと。
目立つけど、目立った方が何かあった時に安心できる。
一応営業時間外で完全に人はいないことは確認済み。
別に誰かに迷惑をかけるでもないので、よほどのクレーマーじゃない限りわざわざ人様に直接注意しないはず。
とはいえグレーゾーンであることは間違いない()。
一般的な青森県の夜空です。ご確認ください。
この時点で21時過ぎ。
やることもないのでとっとと寝袋に包まって就寝。
いよいよ明日から下北半島に…。
一体どんな景色が待っているのだろうか。
下北半島ツーリング1日目(青森市-横浜町)
走行距離79.22km