【群馬・長野】1泊2日で行く、This is 最高にちょうどいい関東自転車ツーリング

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自転車が趣味な人は、連休ができるとすぐツーリングに行きがちだ。
しかし、ある程度長く自転車を続けていると、「走りたい」と同時に「面倒くさい」も付いてくるし、
終いには「面倒くさい」が勝ってしまうこともしばしば。

プランを考えるのも面倒なのでとりあえずネットで「関東 1泊2日 自転車旅」で検索してみるも、
「おすすめコース〇選!」のような土地の羅列しかない記事ばかりで「違う、そうじゃない」と思ってしまう。

●関東で一泊二日
●輪行が楽
●自転車ならではの景色
●グルメ&温泉
●適度な走行強度

これらを組み込んだ自転車ツーリングプランを自分なりに計画&実際に走行してみたのでその記録を残そうと思う。
プラン決めるのが面倒っていう人が読んでたら、もうそのままパクって走ってきてくれ。

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とりあえず計画してみた

長野・群馬ツーリング | 103.8 km Cycling Route on Strava
長野・群馬ツーリング is a 103.8 km Cycling Route. Discover this route and more at Strava. Visit today!

(スタート)JR上田駅→つまごいパノラマライン→草津温泉(1泊)→日本ロマンチック街道→JR軽井沢駅(ゴール)

というプラン。

走行距離:103.82km
獲得標高:2,669m

ポイント①. 良好なアクセス

スタートもゴールも新幹線が止まる駅にした。

理由はもちろん、乗り換えが面倒だから。
乗り換える度に車両の一番端まで移動しなきゃいけないし、
混んでたらどうしようとかその他色々気にしなきゃいけないなんてまあやってられないですよね。

「関東」とか言いながらスタート駅が「中部」なのでいきなりダメ出しが入りそうだが、
下手に千葉とかに行くよりも遥かに移動時間は短い。
文句があるなら千葉に言え。

(東京駅から新幹線で90分しないので、遠いイメージだったけど実は凄く行きやすい)

ポイント②. 自転車でこその絶景

今回のプランでは「つまごいパノラマライン」を組んでみた。

自転車乗りは「パノラマ」という言葉に弱い人が多いですよねわかります。
以前から行ってみたいと思っていたけどなかなか行く機会がなかったので、実はつまごいパノラマラインをベースにプランを立てたようなもの。

自転車は “車よりも遅く、歩きよりも速く、丁度いいスピード感” の乗り物だ。
進むのも止まるのも自分次第。
特に、自然の中を自分の足で自由に走れるのが醍醐味だろう。

つまごいパノラマラインは自転車乗りにはうってつけの場所。

ポイント③. 温泉あります

誰しもが知る日本の名湯「草津温泉」をチョイス。

なんとなく遠いイメージのある温泉だが、今回のルートを使うと案外近いことがわかった。
草津温泉に宿泊したことがある人はご存知かと思うが、けっこうホテル代が高い。いや、高いどころかものすごく高い
時期によっては1人2マン越えとか…。

ただ、ちょっと工夫するだけで朝ごはん付きで宿泊費1万円未満で草津を堪能することが可能だったりする

ポイント④. 獲得標高もあります

単純に計算すると1日50kmで1,300mUP。
初心者向けというよりは、ある程度走れる人向けのコースかしら。

長野-群馬の県境を走るルートになるので、必然的に峠を超えることになる。
ただ峠を越えるだけならパッとしないけど、県境バイアスがかかるのできっとポジティブに走りきれる…はず。

走行ログ1日目

08:26 上田駅到着

この日はドギツイ夏日で、台風一過の影響もあってところによっては最高気温40℃予想とのこと。
駅のすぐ横にローソンがあるので、そこでしっかりと水分や補給食を買い込む。
買い占めはダメ、ぜったい。

上田駅を出発してからすぐに辺りは山がすぐ脇にある景色が続く。

初めて上田を走ったのはクロスバイクで日本横断した時。
ただの通過点として走ってしまったので、実質初めましての街だ。

そんな初めましての上田はどんなところかというと…

足を止めにかかる景色がチラつく。
ここはやばい土地だ。

さすがに夏日なだけあって、汗が止まらない。
時折こういった木陰で一休み。

この辺りから登り口調になってくる。「鳥居峠」の入り口だ。

11:10 最初のグルメ 「峠のおやき なかざわ」

「峠のおやき なかざわ」はちょうど峠の登り始めに位置するので、補給するにはうってつけのポイントとなる。

ちなみに今回のルートでは道中立ち寄れるコンビニの数が限られているので、しっかりと補給を行いましょう。
(ルート組んだ後に気づいた…)

外のベンチで食べるもヨシ。もちろん店内でも座って食事ができる。

店内に入ると、お店の名前通りたくさんのおやきが並んでいたので、メインが来るまでの間食としてついつい買ってしまった。
名物の“五平餅”(左)と“くるみおはぎ”(右)を頂く。
特にくるみおはぎは甘め強めの中にしょっぱさもありつつ、食感もお米の形がしっかり残ってるのに柔らかい。これはうまいぞ! 

メインのざる蕎麦+天ぷら着弾!
とても美味しいんだが想像以上に量が多かった、、、かなり満腹。

満腹だったんだけど先に頼んでいたかき氷が着弾してしまった。
くそ暑い中で食うかき氷は本当に美味しい、、、が腹がきつい!!!
しかもなぜか餅が入ってるのよ。腹が割れる。

食後、いよいよ鳥居峠を登る。
標高もそれなりに高いこともあって、日差しが痛い。日焼け止めが汗で流れるのが分かる。
フレーム錆びないか心配なくらい。

13:00 鳥居峠登頂

なかなか登りがいのある峠だった。特に後半のほうはきつめ。標高1,362m。なかなか登ってきたな。
せっかく登ったのはいいが、道中は別に景色が良いわけでもなく、展望台もないのでただの峠越えに終わってしまった。

頂上には草むらに覆われた「鳥居」があるのが気になったくらい。
草の中に突っ込みたくなかったから確認してないが、草の背が高いのか、鳥居の背が低いのか、誰か確認してほしい。

坂を下れば、お待ちかねの「つまごいパノラマライン」に到着する。

13:30 つまごいパノラマライン

つまごいパノラマラインの入り口、「愛妻の丘」に着弾。
説明しよう!ここ嬬恋村は愛妻スポットとして知られている!

嬬恋(つまごい)村→妻に恋する→愛妻、というわけだ。
愛妻イベントも実際に開催されていて、キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ、通称“キャベチュー”は
テレビでも取り上げられるくらいのメジャーイベントになりつつある(?)

群馬県民なら常識問題だが、知らない人は「今」知ったからもう大丈夫だよな?

そんなことばかり述べていると胡散臭さがものすごいが、ここからの景色がほんとものすごいのである。

ビューティフォー…

見渡す限りのキャベツ畑である。

つまごいパノラマライン ロードバイク

浅間山が望遠できる抜群のロケーション。

つまごいパノラマライン 起伏

起伏もまた味わい深い。

浅間山 つまごいパノラマライン キャベツ畑 ロードバイク つまごいパノラマライン ロードバイク

ほんと、見渡す限りのキャベツ畑である。
ここ群馬県はキャベツの生産量全国一位でもある。

つまごいパノラマラインは北ルートと南ルートがあって、北ルートの方がダイナミックとの噂を聞いたが選んで正解だったみたい。
これは脚が止まるぞ!

15:30 草津方面へ

キャベツ畑のメインゾーンが終わってもキャベツ畑が点在するみたいだ。
起伏続きだったけど途中から下り口調になる。
しかしその先からまた上り坂が始まる。
草津温泉、さすがに遠いぜ、、、

陽も傾きかけてきた。
山の影に入るとだいぶ暗く感じる。

道中の景色は、、、特に目立ったものはなく、普通の上り坂。
いや、もしかしたら単純にちゃんと見てなかっただけなのかもしれない。
メインゾーンが終わると、「道中の景色を楽しむ」ではなく「早く目的地につきたい」が勝る。

上田駅ぶりに立ち寄ったコンビニでアイスコーヒー買ったらこのザマよ、、、
日頃の行いが悪いらしい。

そうこうやってるうちに宿が近づいてきた。

18:40「丘の上のホテル」到着

本日のお宿に到着。
この日泊まったのは「丘の上のホテル」だ。

草津温泉湯畑から約2.5km離れたところにあり、周りには正直何もない。
夜の草津を楽しむには距離がありすぎるし、自転車で行こうにもなかなか起伏があって疲れる、、、

だがしかし、このホテル、なんと500円払えば草津温泉まで車で送迎してくれるのだ。

記憶が正しければ夜は22時くらいまでは迎えに来てくれるので十分草津の夜を楽しめる。

しかも草津温泉「大滝乃湯、西の河原露天風呂」の割引チケットもついてくる。

これでなんと1食付きで7,500円くらいだ。
そこらのビジネスホテルと同じくらいの値段で草津を堪能することができる。

スタッフさんもとても親切で、館内保管OKで対応してくれた。(事前に自転車で行くという話はしてある)

マイナスな点としては、エアコンがなく、網戸で寝るしかなかった点。
それゆえ虫が入る…

とはいえ、自転車乗りからしたら壁と天井があるだけでも幸せなのだからこのくらいは全然平気。
(観光で来てる一般客には厳しいかもしれないが)

19:30 草津温泉堪能編

ホテルに荷物を置き、車で湯畑の奥にある「大滝乃湯、西の河原露天風呂」まで送ってもらった。

草津温泉といえば温度が激熱で有名だが、ここは割と適温でいつまでも浸かってられる…

その後は夕飯!と思ったが、すでにお店が閉まり始めている。
選択肢はすでに少なく、私が入ったのは「湯畑横丁 銀の鈴」という居酒屋。

草津温泉 湯畑横丁銀の鈴 赤城豚ソースカツ丼

赤城豚のソースカツ丼+温泉卵。

草津温泉 湯畑横丁銀の鈴 上州酒3種

上州酒3種!

他にもいろいろと注文した覚えはあるんだが、食べることに夢中で写真ゼロ。

酒と飯で満足したら湯畑のライトアップを見ながら散策。

草津温泉湯畑

写真で見たことあるやつやー。

草津温泉湯畑 草津温泉湯畑

中心地のホテルに泊まるのであろう観光客が浴衣姿で散策している。
さぞかし思い出に残る旅行になっただろうな…だけどこっちはお前らの半額の値段で同じくらい草津堪能してるからなガハハ
と下品に鼻を膨らませながら送迎車を待つ。

そして22時過ぎ、ホテルに着弾。
1日目、これにて終了。

走行ログ2日目

10:00 ホテル出発

草津 丘の上のホテル ロードバイク

朝食をしっかりと食べ、チェックアウトギリギリまで粘り、ゆっくりめのスタート。
この日は軽井沢駅までの短い距離なのでそんなに朝早くから準備しなくてもOK。

前日に登ってきた道を下っていく。
下る時と登る時とで感じる斜度の違い。いや、本来なら同じはずなのに下る時の方が勾配のキツさを感じがち。
こんな道を登ってきたのか…?と思いながら下る。結構道幅は広めなのがありがたい。

マイナスイオンを全身でキャッチ!

11:00 国道三起点

降り終えたところに自転車乗りがワクワクする系の看板を発見。

国道三起点…。県境よりもなんだか貴重な感じがある。

国道三起点 長野原町 ロードバイク

軽井沢方面、国道146号を走る。

これまで走ってきた道がゆるく感じるくらいに勾配がキツい…。

結構な山の中。木々以外に何もない。

登板車線を見ると「うおおおぉ…」ってなる。

12:50 JAあがつま みるく村

なかなかハードな登り坂だったにも関わらず、補給ポイントが全然なかったので立ち寄ったショップ。

クソ暑いのでソフトクリームとか食べたいところ。

これは動物愛護団体が黙ってないぞ。

朝取れミルクのソフトクリームきたーーー!!!
おいしーーー!!!!

あ〜身体が冷える。
ようやく文明が栄えている地域にこれたので、ここら辺でランチを食べたいところ。

調べたところ、「ハコニワ食堂」というところが少し先にあるらしく、上州の牛とか豚とかがガッツリ食べられるそう。
これは立ち寄らざるを得ない、、、と思っていたが、激混みで1時間近く並ぶかもしれないとのこと。
すぐ近くの店舗もどこも長蛇の列、、、

お昼はコンビニで済ませました。悲しい。

14:30 軽井沢町 凸

ついに軽井沢町に突入する。
この道、「ロマンチック街道」と呼ばれているらしいのだが、いくら思い返してもロマンチックな場面なんて全然全く1ミリもなかった。

ここからようやく下り坂になるので軽井沢駅まで30分くらいで着いた。
時刻は15時。これは軽井沢を散策するしかない!

15:00 軽井沢散策編

軽井沢駅に自転車を捨て置いて軽井沢駅周辺の調査開始。

軽井沢チーズ熟成所

軽井沢チーズ熟成所 生チーズソフト

生チーズソフト。チーズ味がすんごい。

軽井沢チーズ熟成所 飲むヨーグルト

飲むヨーグルト。思った通りの味。

ほかにも2店舗くらい寄ったけど相変わらず食べるのに夢中で写真なし。

諏訪神社

メインストリートの裏側にあったので立ち寄ってみた。

落ち着いた雰囲気。すごくいい。

こまいぬ。
ちっさいやつ踏みつけてるかわいい。

御神木?すごく太かった。

意外と人が来てたりする。

19:00 帰路へ

軽井沢高原ビール 軽井沢腸詰サラミ

駅でビールとおつまみを購入し、お家に帰ります。
新幹線で1時間ちょっとなので思ったよりも早く家に着く。
やはり完璧なプランニングだったな。

終わりに

というわけで一泊二日の関東自転車ツーリングに行ってきました。
2日目のロマンチック街道はかなりのガッカリ街道だったけど、それも含めてちょうどいいツーリングになったかなと。

つまごいパノラマラインは期待以上の景色だったし、1万円未満で草津を堪能できたし。
いろいろネットを漁ってもちょうどいいプランってなかったりするから、プランを立てるのが面倒な人はほんとそのままパクって走ってくれていいと思う。

その場の雰囲気で気の向くままに走るのもそれはそれで絶対楽しいんだけど、
あまりにノープランだと後から「そんなところあったのか、、いやでもあそこはもう走ったし、、次の機会があれば、、」って二度とこない次の機会を待つことになる。

それは少し勿体無い。
だったら自分でプランを立てろって話だけど、それも面倒。

だから頼む。もっとちょうどいい、そのままパクっても絶対楽しめるプランをもっとみんな記事にしてくれ頼む。(他力本願)

 

おわり。

  

 

 

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