ちょっと自転車で伊豆半島一周してきました。
“伊豆”、よく聞く名前だ。
関東圏からのアクセスもよく、伊豆にしかない絶景や食事もあるので自転車クラスタなら一度は走ってみたい場所だろう。
とはいえ、逆によく聞くのが
『伊豆はキツい』
だ。ほほう。
アップダウンの地獄に加え、海から吹き付けてくる風でヒーヒー言っちゃうらしい。
それはそれで旅の醍醐味でしょう！
疲れた身体を温泉で癒し、新鮮な魚介類を…フフ
余計に楽しくなりそうじゃない’`,､(‘∀`) ‘`,､
週末、始発電車に乗って熱海駅へ。
大宮からだと在来線でおよそ3時間ほどで行けてしまうし、たしかにリゾート地としてはうってつけだ。
輪行解除！いやぁ久しぶりのツーリングだでっ！
さすが温泉の街“熱海”、駅前にさっそく足湯がある。
そして坂道の街でもある。
まだほとんどペダル回してないぞ？
繁華街を抜けるとさっそくこの景色である。
結局海沿いまで一気に下ってしまった…。
もうね、声が出るよね。うぉおーって。
おまけに太陽も味方につけ、この日は一日中晴れ模様だ。
やはり初めて走る土地というのはワクワクが止まらんな’`,､(‘∀`) ‘`,､
山の麓を覆うように街が広がる。
それにしても交通量が多い💢
この辺りからようやく起伏の多さを実感することになる。
いよいよか〜と思いつつも、そんな気合い入れてガッツリ峠攻めをするわけでもない。なんなら下調べなんてしてないもの。
とにかく今回のツーリングのキーワードは“癒し”だ。
今年の春は桜が咲いてるのに雪が降ったり、と思ったら四月並みの暖かさになったりと寒暖を繰り返していたが、この日はようやく春らしい気温に。
登ると暑いが下ると寒い。うーむ、やはりこのくらいの気温は調整が難しいな。
峠を越えるとかそういうのじゃなくて、ただひたすらアップダウンを繰り返す。
さて、最初の寄り道スポットが見えてきた。
道の駅「伊東マリンタウン」だ！
そう、ここはマンガ「あまんちゅ!」の聖地である。
（読んだことないけど）
海を目の前に足湯に入れたり、海鮮丼やスウィーツを堪能できるお店が立ち並ぶ。完全にバカンス気分爆上げスポットだ。
道の駅の中でもここまで施設が揃っているところも数少ない。
ザパーンなところから。
ちくしょう…こんな事なら最初からちゃんと勉強しておくんだった…！
さて、知らないマンガの聖地巡礼ほどよく分からないものはない。自分に素直になろう。
『そうだ、スウィーツ食べよう』
まぁとりあえずソフトクリームだわね’`,､(‘∀`) ‘`,､
でーん！！！
海を見ながら食べると幸せになるアイスクリームかっこ期間限定桜味ぃ！！！
私、幸せになります♡
うむ。こんな天気だからこそ余計に美味しくいただけるぞ。お前（アイス）も幸せだろうなきっと。
春の陽射しで熱くなった体を冷やしたら再び伊豆イチスタート！
それにしてもこの国道135号というのが交通量が多い。
道は広くないし、トンネルも定期的に現れるからどこかに迂回したいところ。
Googleマップを眺めていると、この先で国道135号から県道109号にそれる道があるらしい！
メイン国道意外から逸れた山道ルート、地方あるあるだよね。
交通量激減我気分爆上山道猛進。
桜の季節には少し早かったな。
桜並木というには大げさだが、時折桜のトンネルがあるからそういったところを満開の時期に走るときっと気持ちいんだろうな〜（また来るとは言ってない）
気持ち良さしかない。
道中に何度か看板で遭遇した「海女っ子寿し」というお店が少し先にあるらしい。
地方のこの手の看板は大概潰れているのだが、果たして…。
はい！だーいせーいきょーう！！！
所狭しと観光客の車が停められている。
（きっと並ぶんだろうな、、、）と思いながら入ってみると、思った以上に店内が広い。
せっかくなので海の見える座敷に案内してもらい、頼んだものがこちら。
美味すぎる…。
自分に頷きながら完食。わかる。
さて、実はここもあまんちゅ!の聖地らしくて店内に看板的なものがある。
なんならそこで初めてあまんちゅ!の存在を知ったし、さっきのマリンタウンもたまたま同じ構図の写真が撮れてただけというね’`,､(‘∀`) ‘`,､
これは本格的に読まなきゃ案件です。
この時点でちょうどお昼時だ。実はあまり進んでいない…｡ﾟ(ﾟ^Д^ﾟ)ﾟ｡
なんとか日が沈む前に南伊豆まで進みたいところ！
海が見える道を南下。
観光地を調べていないせいで「◯◯海岸まで何km」とか言われちゃうと立ち寄るべきか悩んでしまう。
県道から国道に合流する少し手前くらいに「城ヶ崎海岸」というところがあるらしいのでちょっと寄り道(´^ω^｀)
観光も少しはしないと！
センス爆発してるなおい。
相変わらずアップダウンのある道を進むと、思いのほかしっかりとした観光地らしく広めの駐車場が見えてきた。
おぉー！
吊橋だ！！！けっこう迫力あるな。
この後めちゃくちゃギシアンしました。（）
落ちたら死ぬかも。
ゼッケーかな！
よくもまぁこんな地形が生まれたなぁ。
なんでも、ここら辺一帯は溶岩の流出で出来ているとのこと。“噴火”か。地球は生きている…。
確かにゴツゴツしている。
適当に立ち寄ったところが思いのほか良かったゾ！
時間も気にしつつ、再スタート。
さらにさらに南下。
相変わらずのアップダウンの連続。
せっかくチャージした位置エネルギーが一気に放出されてゼロベースで再び登って…の繰り返し。
やめてやめてせっかくチャージしたエネルギーがぁあああって言っちゃわない？言わないの？そうですか僕は言います。
それにしても暑い。日焼け止めも顔面にしっかりと塗っておいて正解だった。
日差しの暑さと、走った時の体温の上昇。でも日が沈む前に着けるか不安な気持ちが入り混じって不思議な感覚だ。
早咲きの河津桜、すでに葉っぱしかないの笑う。
もうね、意味わからないくらいアップダウンを繰り返してる。
どんなけ続くの’`,､(‘∀`) ‘`,､
時間に追われながら淡々と進み、ようやく南伊豆に着いた頃には太陽も大きく傾いていた。
ここ南伊豆も国道と県道で分岐していて、ここのコンビニ以降は数十キロ単位でコンビニがない。
当然海沿いの県道一択です。翌日の分の食料を補給しようとコンビニに立ち寄ると、
突然の菜の花畑。
友人達やカップル、子連れ家族だったりが黄色く映える。
そして世界が夜の準備を迎え始めると黄色からオレンジに世界が染まり始めた。
なんだか特別な感情が辺りを包む。人それぞれの物語が生まれる様をこの目で見た気がした。
誰そ彼時だ。
そして夜を迎える前になんとか宿に到着。
目の前が海という最高のロケーション、民宿「下流荘」だ。
キャンプにしようか悩んだけれども、アップダウンが多いし、海沿いだと風も強くてテントは不向きだろうと考えた。
これは逃げじゃない。選択だ！
この辺りに飲食店はなく、夕飯付きのプランにしなかった私咽び泣き｡ﾟ(ﾟ^Д^ﾟ)ﾟ｡
コンビニで買ったおにぎりで飢えをしのぐ。
くっ…海鮮丼食べたいぞ…！
あれだけのアップダウンを繰り返した体はもうクタクタ。
風呂場も共同というか貸切というか、みんなで順番に使いましょうスタイル。そしてどうやら一番風呂らしい’`,､(‘∀`) ‘`,､
ザブーンと入ってザザッと上がる。
スーパー銭湯みたいに大きな温泉もいいが、こうして浴槽に1人で浸かるのも悪くないな。
風呂上がりにはコンビニで買っておいたビールでソロ乾🍺
いや〜宿があるってめちゃくちゃラク(´^ω^｀)
「楽（ラク）する」のと「楽（たの）しむ」って同じ漢字なのに全然違う。
楽しもうと思ったら楽しちゃダメなんだ、ってマックにいた女子高生が言ってた（）
じゃあキャンプと民宿、どっちがいいかと言うと、それは良い悪いのフレームには当てはまらないんだよな〜。
つづく。
1日目（熱海市-南伊豆町）
走行距離 93.68km
獲得標高 1377m
