【日光】紅葉ツーリング 2018秋

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ちょっと自転車で紅葉狩りしてきました。

日本には四季があり、おそらく25%前後の人が“秋が好き”というだろう。
秋はお腹が空きがちだし、秋は恋心くすぐられがちだし、そしてなにより秋は外に出がちである!!!
はやる気持ちを行動に移すべく、紅葉狩りの計画を練り練り。そして今回の紅葉ツーリングに選ばれたのは“日光”でした。
日光といえば、京都の嵐山、大分の耶馬渓と並び“日本三大紅葉名所”と謳われる。
さらに、48ヶ所の急カーブから付けられた絶景“いろは坂”、湖畔に紅葉が映える“中禅寺湖”、日本三大瀑布のひとつ“華厳の滝”、そして世界遺産“日光東照宮”、と観光スポットがたくさんあるうえに、関東圏からのアクセスの良さもあって紅葉の時期は特に混む。
自分に限らず、まぁほとんどの人が混む場所には行きたくないと思うんですよ。じゃあなんで混む所にわざわざ行くんだって話になるんですが、日光の本当の良さをまだ体感してないんですよ。

こんな景色だったり

このソースカツ丼を食べるのに2時間近くかかったり。

特に景色!景色の満足具合が2割程度といっても過言ではない!
そういうわけで、
日光、アゲイン。
以前のルートは、
終電で宇都宮→夜中に自走→いろは坂を登って日の出とともに中禅寺湖→いろは坂を下って日光駅で終了といった感じ。
同じルートを通っても面白くないし、なにより夜中は寒い(最低0℃)。
別ルートでかつ始発で行くとすると…とGoogleマップを開いて見ていた私、見つけてしまいました。
沼田方面から登り、後ろから中禅寺湖を目指していろは坂を下るルート。
これなら新しいルートだし、夕暮れ時の柔らかい日差しが紅葉をより一層燃ゆるものにしてくれるはず!
距離はざっくり80kmで、峠道ありの走行距離としては十分だろう。気温も暖かい時間帯だけで済むし。
うむ。コレで行こう( ゚∀゚︎)アハハ八八ノヽノヽノヽノ\/ \/ \!!!!!!!!
いざ、旅立ちの時である。
大宮駅から沼田駅までは高崎駅を経由し、新幹線を使えばおよそ2時間程度で行ける。
前日は早めに寝たとはいえ、始発だとやはり眠い💤
……
気づいた時には沼田駅を通り過ぎてよく分からない無人駅にいました:(;゙゚’ω゚’):
次の電車は…30分後😇😇😇
うーん、田舎の割にはまだ早い方か。
あたりの空気は秋の肌寒さが埼玉よりもグッとくるものがある。その割には自販機にはつめた〜いものしか並んでないしきっと群馬県民は寒さに強いのだろう。
天気の良さもあり、無人駅のわりにはけっこう人が入ってくる。子連れの家族だったり、女子グループだったり。のどかな雰囲気を楽しみつつ、電車を待つ。
“電車が参ります”のアナウンスが流れてからやたらと時間を置いて電車が来た。
4両編成、ボタンでの開閉、発進時の連結感ある振動…うむ。田舎らしさを感じとれる瞬間だ。
ほどなくして沼田駅に到着。
オモテナシ。ありがてぇありがてぇ。
改札を通り、輪行解除していると例によって“これ速いのおじさん”に遭遇(´^ω^`)
ありがてぇありがてぇ。これでいつも通りのスタートが切れそうだ。
輪行解除!それでは紅葉ツーリング行ってきます!
気温は12℃とかそんなところ。お昼頃には19℃まで上がるらしい↑↑
秋のツーリングスタイルっていつも悩まされるけど、今年はついに秋冬モデルのサイクルジャージを購入したのである✌(‘ω’≡’ω’)✌もろもろ込みで2万7千円さようなら〜💸💸
走り始めてすぐに実感した“暖かさ”。すごい、やっぱり専用のジャージってすごい!これまではやっっっっすいジャージの重ね着で走ってたから荷物は多くなるし動きにくいし。でもこのサイクルジャージだったら冬だってヘッチャラだよー!
と思ってたけど…
あづい…。

ちょ…思った以上に暑いじゃないですか(゚д゚)

秋ツーリングの難しさってこういうところだよね。
脱衣!!!!!!
沼田市内はこの赤い旗「天空の城下町 真田の里、上州沼田」が道路沿いにずっと立っている。
NHK大河ドラマ「真田丸」のブームで所縁の地である沼田市も大いに賑わったそうな。
近くにある道の駅「川場田園プラザ」は道の駅アワードでグランプリを取ったりと、いま人気の観光地でもある。
知らない土地でも巷では有名ってやつ、めちゃくちゃ好き。
一気に沼田が好きになった。
市内を抜け、ゆったりとした傾斜道を登りながら片品方面に向かう。
ようやくそれらしい景色になってきた。山々に囲まれるとなんだかわたしドキドキしちゃう。
こんな何にもなさそうな所でもしっかりと交通量がある。さすがに紅葉の時期だ。ここら一帯はまだ緑が多いが、着々と色づき始めている。
声を大にして言いたい。
今すぐ山に籠りたい。

いい感じに気持ちが高まってきた所で最初のお立ち寄りポイントがやってきた。“吹割の滝”だ。

駐車場はすでに車でいっぱいで、空きを探してさまよう車で溢れている。
こういう時に自転車って楽だよなーと改めて実感しつつ、適当な壁に自転車を立て掛けて崖を降る。
降り立ってさっそくこの景色である。
岩の壁に挟まれるように川が流れる。静かに流れるその水は遊歩道のすぐ側まで来ている。
川底はやたらと滑らかで歩いたら絶対滑りそう。
押すなよ?絶対押すなよ?
ほーーーーーーーーーーー
川底に亀裂が入ったような形だ。
昭和11年12月16日、当時の文部省から『天然記念物及び名勝』に指定された吹割の滝は、高さ7メートル、幅30メートルにおよび、ごうごうと落下・飛散する姿から東洋のナイアガラとも呼ばれています。『吹割の滝』の名は、凝灰岩・花崗岩の川床上を流れる片品川の清流が、岩質の軟らかい部分を浸蝕し多数の割れ目を生じ、あたかも巨大な岩が吹き割れたように見えるところから生まれました。
(沼田市HP参照)
東洋のナイアガラは言い過ぎな感じはあるが、それでもなかなかの迫力じゃない!
この地を訪れた際には是非とも見ておくべき所だろう。
さて、ルートを戻して再びの山間部。
沼田駅からここまでずっと登りが続いているからいつ終わるのー!?って感じで淡々とペダルを回す。
カロリーがそろそろ欲しいところだが、幸いにもコンビニが沼田駅から定期的に出没してるから休もうと思えば休める。
しかしトレーニングに来てるわけじゃないのでいい加減美味しいものが欲しいところ!おなかすいたぞー!!!!
そんな時に現れたのがこちらのきれいな建物。
道の駅「尾瀬かたしな」。
調べてみると2018年7月オープンらしいのでまだ半年も経っていないらしい!田舎の中の新しい施設ってワクワクするよね!
もちろん頂くのは地元のものをふんだんに使った、
ででん!うどんと舞茸ご飯と天ぷらとその他もろもろセット😋😋😋
舞茸ご飯にカボチャサラダがついてたのに追加で頼んだ天ぷらが舞茸とカボチャという被りっぷり。だいぶ知能が下がってきた。いい兆候だぞ。←
お腹も溜まったところで、施設内の足湯で一休み。
そこから見える景色がこちら。
開放感がすごい。
ザ・北関東と言える景色だろう。山の奥にさらに山が続く。
ちょっとゆっくりし過ぎた感じがあるが、いざ再びの日光ライドへ。
この辺りから秋らしさがグッと出てくる。
足元には大量のドングリが_(:3」∠︎)_
スリップに注意!
秋、見つけた。
コレですよぉ!自分の語彙力が足りないのが悔しい。
夏にはあれだけ深い緑に覆われていた山々がこの時期になるとこんなにも鮮やかな赤や黄色に変わる。これってとても奥ゆかしくないですか???
この辺りになると一気に交通量が減った。
自転車乗りとしては走りやすくて良いのだが…けっこう登る。斜度がキツイかと言うと、まぁ5%くらいならよくある峠道だしそこまで大した道ではないのだがやたらと長い。
丸沼高原。思いのほか車が集まっていてどんな所なんだろう?と見てみたら、ロープウェイで登った先の標高2,000mにある展望台に「天空の足湯」というのが最近出来たらしい。
うーーーん、パス!!!!
肝心の日光に当てる時間がなくなってしまう( ´~`)
丸沼高原を越えてからは、景色もだいぶ変わりすでに葉が落ちてきている。
そして木々の影がだいぶ傾いている。ちょうど山の影になってしまった部分は気温がグッッッと下がり、脱いだ上着を再び着る必要があるくらいだ。
これはちょっと想定していなかったぞ…もしかしたらいろは坂もすでに山の影になってるんじゃ…?
ようやく長い長い登り坂も終え、トンネルを抜けると栃木県境が見えてきた。
栃木in!!!!いやー長かった!!!
ココからはもう楽しむことだけを考えればいい。
ペダルに足をかけ、グッと力を込める。加えた力以上にペダルが回り、体がぐんぐんスピードにのる。
“翼が生えたような感覚”なんてよく言われるが、それをまさに感じている。ブレーキを握る手を少しでも緩めれば飛んでしまいそうだ。
ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……
美しい…
圧倒的な自然の中を自分の足で駆け巡ることができるのはやはり自転車ツーリングの醍醐味だ。
奥日光って実は初めてだったりする。
瞳が黄色に染まりそうだ。
中禅寺湖まであと少し、というところでなんだか怪しい雲が近づいてきた。しかも…速い。えっ、えっ、雲っ、えっ。
中禅寺湖着いた時にはしっかり雲に覆われてしまいました本当にありがとうございます(ꐦ°᷄д°᷅)
そんなぁ…また日光の本当の良さを体感できず…。
長居は無用。
いろは坂、下ります!
それにしてもめちゃくちゃ混んでる。もうね、峠道で渋滞とか、バカかと。
しかしこの景色。サイコーかな!
見渡す限りの赤と黄色。これで晴れていてくれたら…と何度も思ってしまう私がいた。

日本に生まれてよかったと思う瞬間であった。

圧倒的な自然を目の前に、うまい言葉が出なくなるのはきっと私だけではないだろう。地球が我々に与えてくれた宝箱の1つを開けたような感覚だ。
うーん、まとめると、マジで最高なツーリングでした。
おわり。
沼田市-日光市
走行距離89.35km
獲得標高1,877m


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