【那須】平成最後のヒルクライム

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『平成が終わる。』

過去のどんな響きよりも圧倒的パワーワード感isある。

そう、2019年4月30日をもって平成が終わる。サイクリストとしてはやはり「平成最後のヒルクライム」をやりたいところ。

そして選ばれたのは那須岳でした。
なにか強い理由があるわけでもなく、ただ単純に「遠くから見ていて美しい山だった」からだ。
那須岳(なすだけ)は、栃木県那須郡那須町にある茶臼岳の別称。那須塩原市、那須郡那須町、福島県西白河郡西郷村にまたがる成層火山群の総称でもある。
(wikipedia「那須岳」参照)
都心からのアクセスの良く、那須高原をはじめとした自然の癒しスポットや温泉、さらには牧場、テーマパークなど、全国でも有数なレジャースポットだ。
この際だし自転車で行ってみるのもアリ寄りのアリ。
◆2019.4.29
始発で出発し、鈍行列車を乗り継いでJR黒磯駅にて輪行解除!観光案内所による那須のゴリ押しっぷりがすごい。
駅を出発して程なくすると那須への入り口が現れる。
やってきました那須~!
那須街道の松並木。
この時点でレジャー感をひしひしと感じる。車の通りもあまりなく、GWとは思えないくらいだ。
たしかに那須といえば避暑地として有名だし、この時期にわざわざ那須に行く人も少ないかも、、と思っていた矢先、那須ICを過ぎてから一気に車が流れ込んできた’`,、(‘∀`) ‘`,、
そりゃそうだ!みんな車で来るわ!
あ!エセ関西弁発見!
遠くに那須岳が見える…が、山頂が雲に覆われているのが気になるところ。
那須ICを過ぎてからは道の両側にお店を眺めながらの走行になる。レストランはもちろん、雑貨屋さんやお菓子屋さん、サファリパークなどいろんなジャンルのお店が立ち並ぶ。
その辺りは交通量も多く、路面もそこまでいい状態ではなかったので急いで走り抜けようと試みる。
とはいえじつはこの辺りからすでにダラダラとした傾斜が続いており、そんなにスピードが出せない😇というか普通に疲れてる’`,、(‘∀`) ‘`,、
那須ICから「一軒茶屋前」の交差点までそんな調子が続いたが、この交差点を過ぎるとガクッと交通量が減る。
つまりあまり観光するところも少ないわけで、、笑
ここまでくるとあんなに晴れていた空が雲に覆われてしまっていた。
目に移る街並みも空もモノクロのように少し寂しくなった頃、観光地が現れた。その名も、、
『殺生石』
恐ろしい名前だ、、九尾の伝説が残る地として知られている。
“この地に伝わる伝説は、平安時代初めの鳥羽帝の時代のお話。インド、中国を荒らし回った妖怪九尾の狐が日本へ渡来、「玉藻の前」という美女に化身し、帝の寵愛を受けるようになりました。帝の命を奪い日本を我が物にしようとした玉藻の前は、陰陽師の阿部泰成によってその正体を見破られ、白面金毛九尾の狐の姿となって、この地・那須野が原へ逃げ込んだのです。
これを知った朝廷は上野介広常、三浦介義純の両名に命じ九尾の狐を退治させました。狐は死んで巨石となり、その怨念は毒気となって近づく人や家畜、鳥獣をも殺し続けたのでした。
室町時代になってこれを伝え聞いた名僧源翁和尚は、この地を訪ね、石に済度教化を授け持っていた杖で一喝すると、巨石は三つに割れ一つは会津へ、一つは備後へと飛んで行き、残った一つがこの殺生石であると今も語りつがれています。那須温泉神社境内には「九尾稲荷神社」も祀られています。”(LINEトラベル参照)
あたりには火山性のガスが漂っており、特別な雰囲気になれる。中でも1番目につくのが地蔵様だ。
千体地蔵群と呼ばれ、その数は年々奉納により増えているとか。
 
一体一体が手彫りで仕上げられており、かなりゴツゴツとしている。
例の巨石。
うーむ満足。そろそろ行きますかね。
殺生石を過ぎてからは交通量がさらに減り、もはや独走状態。
ここで見えてきたのがこちら。
恋人の聖地に1人で来るやつ〜!
関東平野を一望できます。
晴れてたらもっと綺麗だったろうに。
これから向かう先は雲に覆われ、しかも……雪!?
GWにまだ雪が…!?
恋人の撮影に付き合ってあげ、いざ登ります()。
雪山を見上げながらのヒルクライム。
登るほど山頂が大きく見える。
勾配はそんなに厳しいものではないけど登りごたえはアリ。
 
さっきの恋人の聖地以降、特に展望できるところや補給できるところはない。
ゆえに淡々と登る。うーーーーーむ淡々としてるなぁ。
ってことで気づいたらゴールしてました笑
ようやく現れた補給スポット!
とりあえず、、温かいものを、、
“アレ”が立つものを、、
湯気の立つものを頼みました。
山菜の入ったうどんです。
いや〜冷えた身体に染み渡る、、
お店のおばちゃんとしばし談笑。もう少ししたら新緑に覆われて綺麗だよーって。紅葉も最高らしい。くー!
このまま終わりじゃつまらない。
外観が綺麗で来た山だもの。せっかくなのでロープウェイで山登りまでしちゃいましょう。
大人往復1,800円
グングン高くなる。
そしてやってきました那須岳〜!
標高1,684m。まだまだ雪が残ってます。
思った以上に登山道が岩だらけ。これはビンディングシューズじゃ無理だったろうな。ランニングシューズで歩くのもどうかと思うけど、、
人と比較すると残雪と岩の大きさがよく分かる。
道案内がけっこう雑です。
緑が全くない。なんだか違う世界に来たみたいな感覚。
ロープウェイからしばらくは広い道が続いていたが、次第に岩だらけの狭い道になってきた。人とすれ違うだけでも気を使うくらい。
けっこう子供連れもいて素直に凄いなーって思う。
あと、電波がちゃんと届いてて笑った’`,、(‘∀`) ‘`,、
道が開けてきた。風がすごく強いです。
見えてきた。
登頂〜!!
くっっっそ寒いと思ったら-1℃でした。
サイクリングの格好で来るもんじゃないね!
景色は…残念な結果になりましたが…
寒いので下山します!いやー満足した!
サイクリングと登山の組み合わせって充実度高いね!
ロープウェイを降り、さらに登ってきた道を一気に下る。
車もほとんどなくて快走快走〜!
と、思っていた私がおりました…
大渋滞…。
那須は車で来るもんじゃないですね。
自転車一択です。皆さんしっかり覚えておきましょう。
渋滞の脇をゆっくり下りながら辺りを見渡すも、どこもかしこも車だらけ。
手土産を買いたくて寄ったのがこちら。「お菓子の城」。
那須では有名ですね。
店内は人がゴミのよ……人がたくさんいて身動きもうまく取れないほど。
同時に、人が集まりすぎてるせいかケータイの電波が混雑してて何も見れない()
とりあえずチーズケーキと、
あともろもろ買いました。

その後はすぐ近くにある温泉でゆーーーーったりと1日の疲れを癒す。

ツーリング後の温泉は最高なんです。汗をしっかりと洗い流し、湯船に浸かって、ああああああ〜〜……
1時間くらい体を休めて、黒磯駅から鈍行列車で帰宅!

これにて平成最後のヒルクライム終了です。

何かを始める時のハードルって、けっこう高いですよね。
終わるときはこんなにもあっさりしてるのに。
自転車旅に行こう!と意気込むとなかなか動けなかったりする。
自転車に乗り始めて6年経ってもそういったことはいまだにある。
それでも平成の間に全国いろんなところに行きました。

絶景、めちゃくちゃハントしたなーと考え深くなる。

令和になっても“ココじゃないどこか”をコンセプトに、また走りに行こうと思います。
その日まで。ばーいせんきゅー!
おわり。
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