日本には四季があり、その季節に合わせていろいろな花が咲く。
特に春は、桜の“桃色”だったり、菜の花の“黄色”だったり、淡い色の花が多い季節だ。
そしてネモフィラは鮮やかな“蒼”が特徴である。
やはり“蒼”というのは特別に人を惹きつける色なのだろうか?
特別な瞬間とか空間とか、そういったものを演出する時に必ず“蒼”が使われる。
そんな“蒼”が一面に広がる世界を演出し、毎年GWの時期になるとたくさんの人が訪れるほどの人気を集めたのがひたち海浜公園だ。
「蒼の絨毯」とでも表現すればいいのだろうか?ネモフィラの鮮やかな“蒼”があたり一面に広がる世界だ。
見てみたい…見てみたくない?
自分に正直な人が好きだし、そんな人でありたい✌(‘ω’≡’ω’)✌
例によって深夜ライドだ’`,、(‘∀`) ‘`,、
どうもひたち海浜公園までのアクセスが悪い。
GW中は混雑の影響を考え、通常9時開園のところを7時半開園にしてくれている。
しかし自宅から始発で行っても到着が9時になってしまうらしい。
人を見に行くわけじゃないんだ…開園と共に入場し、混む前に帰りたい。
始発じゃ遅いとなると、やはり終電で近くまで行き、そこから自走すればいい。
というわけで終電で「つくば駅」に着いて輪行解除したのがAM1時だ。
そこからR6でひたち海浜公園まで突っ走る!
つくば駅からおよそ70kmの深夜ライドだ。
気温はおよそ10℃。5月になったとはいえ、やはり夜は肌寒い。
茨城県は通ったことはあるけど、真剣に走るのは実は初めてだったりする。
茨城県と言えば、全国魅力度ランキングで堂々の4年連続最下位(2016年度版)として有名だ。
なるほど、確かにここは人間の住むべきところじゃない( ꒪ д꒪ ⊂︎彡☆︎))Д´)
街灯なんてろくに無いし、明るいのはラブホテルくらいだ。
国道沿いだというのに周りには田んぼやら畑やら…。家畜の臭いもちらほら。
星がやべぇ
無心で走り続けて数時間。東の空が白くなり始めた。
そこに電柱があったから。
夜明けと共に、潮の香りが漂ってくる。
オレンジ サンライズ。
ァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…
このコントラスト。やはりCAAD10はコントラストが美しい。
そしてAM6時に到着。
ホームページを見ると、有料駐車場がいくつかあって、西口が1番ネモフィラの丘に近いらしい。
OK向かうで!
ぇぇえええエェエェェエwwwwwwww
しししししし閉まってるぅぅぅうううぅうwwwwwwww
しかもめっちゃ並んでる…。
開園1時間半前だというのにすでに20台ほど待機中。そして時間と共にどんどん増えていく。
話を聞いてみると、どうやら4時半に着いて前から3番目らしい。
やれやれ。こいつら絶対やべぇやつらだ。
7時20分ごろ、ようやく駐車場のゲートが開いた。
マリオーカートさながら、みなすごい勢いでゲートに向かう。
よし、私も!と思い、タイミングを見計らってると、警備員らしき人が
???『自転車はこことは別に入場門付近に駐輪場があるよ!』
それを聞いた私、しばし混乱:(;゙゚’ω゚’):
そして理解した。
やっちまった!!!!!
駐輪場に自転車を停め、チケットを購入し、入場門で待機。
競馬の馬になった気分だ。
そして開園!!!!
走れ!
ハシレ!!!
ファァァァァァァァァ….
目に見えない風が吹き抜ける。
絶景だ。
蒼、蒼、蒼の連続である。
空が、大地が、すべて蒼に包まれる。
美しい…。
人が集まりだした。
家族が多い。
イッヌ。
菜の花との共演。
ネモフィラの丘、頂上より。
チューリップ畑。
ネモフィラとはまた違う雰囲気だ。
いろいろな種類がある。
久しぶりにゆったりとカメラで写真を撮れたぞい!
初めて一眼を手にした時は、ただ純粋に目の前の景色を綺麗に撮りたいって気持ちだった。
加工編集すれば“SNS映え”するような写真は作れるけど、それは『現実』というより『写真の世界』になってる気がする。
そうじゃない…今目に見える世界、綺麗だと感じたその瞬間を残したいんだ…。
by素人
おわり。
走行距離82km